髪にツヤを出すには、乾いた髪をいきなり根元からとかさず、毛先から少しずつブラッシングします。髪の表面を整え、絡まりや摩擦を減らすことで、光がそろって反射しやすくなります。ただし、濡れた髪を強く引っ張ったり、何度もこすったりすると傷みの原因になるため、髪の状態に合わせて行うことが大切です。
髪にツヤを出すブラッシングの方法
「毛先・中間・根元」の順番で、力を入れずにとかすのが基本です。最初から根元からとかすと、毛先の絡まりが引っかかり、髪に負担がかかります。
- 髪の状態を確認する
基本は乾いた髪に行います。濡れた髪は傷みやすいため、タオルで水分を取ったあと、目の粗いコームなどでやさしく絡まりを整えます。 - 毛先を少しずつとかす
髪の中間あたりを手で持ち、毛先の絡まりからブラシを入れます。毛束を少量に分け、引っかかる部分を無理に引っ張らないようにします。 - 中間から毛先へとかす
毛先の絡まりが取れたら、ブラシを少し上の位置から入れて、毛先までゆっくり動かします。 - 根元から毛先へとかす
最後に根元付近から毛先まで、髪の流れに沿ってブラシを通します。頭皮に強く当てず、一定の速さで動かしてください。 - 表面を整える
仕上げに髪の表面を軽くなでるようにブラッシングします。何度も繰り返す必要はなく、髪全体が整った時点で終えます。
ブラッシングでツヤが出やすくなる理由
髪の表面には、うろこ状の「キューティクル」と呼ばれる層があります。毛流れに沿ってやさしくとかすと、乱れた髪の向きや細かな絡まりが整い、髪の表面がなめらかに見えやすくなります。
また、ブラッシングによって髪に付着したほこりを落とし、根元付近の皮脂が毛先に広がることもあります。これらが合わさって、髪がまとまり、ツヤが出たように見えることがあります。ただし、ブラッシングだけで傷んだ髪や乾燥した髪そのものが元通りになるわけではありません。
ツヤを出すためのブラシの選び方
ブラシは、髪の長さや絡まりやすさに合わせて選びます。どのブラシでも強く引っ張らずに使うことが重要です。
| 髪の状態 | 選び方の目安 |
|---|---|
| 絡まりやすい髪 | 毛先を少しずつとかしやすい、目の粗いブラシやコーム |
| 毛量が多い髪 | 髪の内側まで届きやすく、手で持ちやすい大きめのブラシ |
| 細く、切れやすい髪 | ピンの先端が硬すぎず、引っかかりにくいブラシ |
| くせ毛やカールを保ちたい髪 | 乾いた状態でとかしすぎず、目の粗いコームなどで形を整えられるもの |
ブラシの種類による仕上がりには個人差があります。購入時は、ピンの先端が頭皮に当たって痛くないか、髪を引っ張らずに通せるかを確認してください。
ブラッシングで髪を傷めないための注意点
濡れた髪を強くとかさない
濡れた髪は、乾いた髪よりも引っ張る力の影響を受けやすくなります。シャンプー後はタオルで髪をこすらずに水分を押さえ、毛先から少しずつ絡まりを取ります。
絡まりが強い場合は、洗い流すトリートメントなどで髪を滑りやすくしてから、目の粗いコームを使うと負担を抑えやすくなります。
根元から一気にとかさない
根元から毛先まで一度にブラシを通すと、途中の絡まりがまとまって引っ張られます。毛先を整えてから中間、根元の順番に進めると、引っかかりを小さくできます。
何度もこすらない
ブラッシングの回数を増やせば増やすほどツヤが出るわけではありません。髪が整ったあとも続けると、摩擦や静電気によって髪が広がることがあります。
頭皮に強く当てない
ブラシの先を頭皮に押し付けたり、速く動かしたりする必要はありません。痛みや赤みが出た場合は使用を中止し、ブラシの硬さや力加減を見直してください。
髪質によってブラッシング方法を変える
直毛や髪が広がりにくい場合
乾いた髪を毛先から順番にとかし、最後に根元から毛先へ流れを整えます。ブラシを髪の表面に沿わせると、まとまりを出しやすくなります。
乾燥しやすい場合
まず毛先の絡まりを整え、必要以上にブラシを通さないようにします。ブラッシングだけでパサつきが収まらない場合は、ヘアオイルや洗い流さないトリートメントを少量使ってから整える方法もあります。
ただし、製品を付けすぎると髪が重く見えたり、べたついたりするため、毛先を中心に少量から試します。
くせ毛やウェーブ、カールがある場合
乾いた髪を細かくブラッシングすると、カールが崩れたり、髪が広がったりすることがあります。絡まりを取る必要があるときは、目の粗いコームや指を使い、毛流れを大きく整える程度にします。
ツヤを出したいときに避けたいブラッシング
- 毛先が絡まったまま根元から一気にとかす
- 濡れた髪を強い力で引っ張る
- 硬いブラシを頭皮に押し付ける
- 同じ部分を何度もこする
- 髪が引っかかるブラシを使い続ける
ブラシのピンが折れている、汚れが付着している、使うと毎回髪が引っかかるといった場合は、ブラシ自体の状態も確認してください。
髪のツヤを保つにはブラッシング以外のケアも必要
ブラッシングで整えられるのは、主に髪の表面や絡まりです。強い乾燥、枝毛、カラーやパーマによるダメージがある場合は、ブラッシングだけでツヤを出すのは難しいことがあります。
シャンプー後に髪をこすらない、タオルドライで水分を押さえる、ドライヤーを同じ場所に当て続けないなど、日常の摩擦や熱を減らすことも大切です。髪を乾かすときは、根元から乾かし、最後に毛流れに沿って風を当てると、髪を整えやすくなります。
髪にツヤを出すブラッシング方法のまとめ
髪にツヤを出したいときは、乾いた髪を毛先から中間、根元の順に、力を入れずにとかすのが基本です。濡れた髪やくせ毛は特に引っ張りすぎないよう、髪質に合うブラシやコームを使います。
まずは毛先の絡まりを少量ずつ取り、引っかからずにとかせるかを確認してください。ブラッシングで整わないパサつきやダメージがある場合は、ヘアケア用品の使い方や乾かし方もあわせて見直すとよいでしょう。







