水道水は、髪のツヤに影響することがあります。ただし、水道水だけでツヤがなくなると断定はできません。水に含まれるミネラルの量や残留塩素、洗髪方法、カラーや熱によるダメージなどが重なって、髪がくすんだり、手触りが変わったりする場合があります。
水道水が髪のツヤに影響する主な理由
ミネラルが髪に付着することがある
水道水には、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれています。量が多い水、いわゆる硬水では、これらがシャンプーの成分と結びついて髪に残り、手触りのごわつきやツヤの低下につながることがあります。
一方、日本の水道水は一般に軟水が多いとされています。ただし、地域や水源によって水質は異なるため、同じ国内でも影響の感じ方が変わる可能性があります。
残留塩素が髪の状態に関係することがある
水道水には、衛生を保つために塩素が使われています。通常の洗髪で直ちに髪が傷むとは限りませんが、髪が長時間水に触れる、プールの水にも入る、カラーやブリーチですでに傷んでいるといった条件では、髪の乾燥や色の変化を感じることがあります。
ただし、髪のツヤがない原因を残留塩素だけで判断することはできません。洗浄力の強いシャンプー、熱いお湯、ドライヤーやヘアアイロン、紫外線なども確認が必要です。
水道水の影響かどうかを見分けるポイント
水道水との関係を疑う場合は、次の変化があるかを確認します。
- 引っ越しや旅行先で、髪のごわつきやくすみが変わった
- 洗髪直後から髪がきしみ、すすいでも重さが残る
- 同じヘアケアを続けているのに、特定の地域で状態が悪化する
- 白い水あかが浴室の蛇口や鏡に付きやすい
- プールに入った後や、長時間シャワーを浴びた後に髪が乾燥する
これらが当てはまっても、水道水が原因と確定するわけではありません。季節、湿度、使用するシャンプー、カラーの時期なども同時に比べると判断しやすくなります。
髪のツヤを保つためにできる対策
洗髪前にぬるま湯で十分に流す
髪や頭皮の汚れを落とすため、シャンプー前にぬるま湯で丁寧に予洗いします。熱すぎるお湯は髪や頭皮の乾燥につながることがあるため、熱さを強く感じない温度にしてください。
シャンプーやトリートメントを見直す
髪がごわつく場合は、洗浄力が強すぎるシャンプーを毎日使っていないか確認します。すすぎ残しも手触りやツヤに影響するため、髪の根元から毛先までしっかり流します。
ミネラルの付着が気になる場合は、金属イオンやミネラルによる蓄積への対応を表示したヘアケア製品を試す方法もあります。ただし、製品によって使用頻度や対象となる髪質が異なるため、説明に従って使ってください。
洗髪後は早めに乾かす
濡れた髪は摩擦や引っ張りの影響を受けやすいため、タオルで強くこすらず、水分を押さえるように取ります。その後、ドライヤーを髪から離して、根元から毛先へ乾かします。
浄水シャワーヘッドは原因を確認してから検討する
浄水機能付きのシャワーヘッドは、製品によって取り除ける成分や交換時期が異なります。購入する場合は、残留塩素を対象にするのか、ミネラルや水の硬度に関係する成分を対象にするのかを確認してください。
「浄水」と表示されていても、すべての成分を除去できるとは限りません。また、カートリッジの交換費用や、現在のシャワー設備に取り付けられるかも確認が必要です。
水道水以外に確認したいツヤ低下の原因
水道水を変えても改善しない場合は、次の原因が関係している可能性があります。
- カラー、ブリーチ、パーマによる髪のダメージ
- ヘアアイロンや高温のドライヤーの使いすぎ
- 濡れたまま寝る、強くブラッシングするなどの摩擦
- シャンプーやトリートメントのすすぎ不足
- 紫外線、乾燥、汗、皮脂の付着
- 毛先の枝毛や切れ毛
特に、毛先だけがパサつく場合は、水道水よりも蓄積したダメージの影響が考えやすくなります。根元から全体が重い、洗髪後もごわつく場合は、ヘアケア製品の成分や水質を見直す余地があります。
水道水で髪のツヤが気になるときの判断
まずは、1〜2週間ほど洗髪方法をそろえ、シャンプーのすすぎ方やドライヤーの使い方を見直します。それでも特定の場所や水道水を使ったときだけごわつきが続くなら、水質やミネラルの付着を含めて検討します。
水道水は髪のツヤに影響する可能性がありますが、すべての人に同じ変化が出るわけではありません。水道水だけを原因と決めつけず、髪のダメージや洗髪習慣も合わせて確認することが、対策を選ぶ近道です。







